ビジットジャパン事業

PARTNER:日本政府観光局

訪日旅行者の誘客拡大と経済効果を目的としたプロモーション『ビジット・ジャパン事業』。日本政府観光局が手がけるプロジェクトには、多くの広告会社が関わっている。そんな中、過去10年間にわたり同事業への参画をつづけているのが、グローバル営業部である。主に海外での広告展開やプロモーションを行う点が、他の部署との大きな違い。そこではどのような戦略に基づき、グローバルな広告を展開しているのか。世界に向けて情報を発信しつづけている裏側に迫ってみる。

MEMBER

世界がまだ知らない
日本の魅力を
リアルに伝える

日本の観光産業のために
独自のノウハウを発揮

『ビジット・ジャパン事業』は、広く海外にいる旅行者に対して、日本の魅力や観光名所などをプロモーションしていく事業である。

「特に近年は、東京や京都など一部の人気観光地に訪日客が集中する傾向が強く、地方への分散が課題となっています。また、地震や大雨で被災した地域の復興支援の一環として、誘客を促すプロジェクトも日本政府観光局が主体となって実施されています」(麻生田)

こうした課題を解決するため、国内を代表する大手広告会社が『ビジット・ジャパン事業』への参画を競い合っている。並みいる競合他社を抑え、過去10年連続で事業に参画しつづけている。

「ディスカバー・ジャパンなど観光分野におけるキャンペーンやプロモーションを数多く手がける当社には、競合企業にはない独自のノウハウがあり、クライアントである日本政府観光局からも高い信頼が寄せられています」。(麻生田)

日本各地の自治体や宿泊施設など観光業界と密接な関係を築いてきた同社だからこそ発想できる広告プランがあり、実現可能なキャンペーンがある。それがグローバル営業部への信頼へとつながっていると言えるだろう。

世界が知りたがっているのは、
リアルに感じられる日本の魅力

『ビジット・ジャパン事業』は、世界中の国・地域で、日本の魅力をPRするプロモーションを行っているが、中でも富裕層向けのプロモーション活動は、重要な位置を占めている。国際映画祭で知られるカンヌで毎年開催されるイベントもその1つ。富裕層の顧客を持つ欧米豪等の旅行会社と、誘客を図りたい日本の地方自治体や宿泊施設等とのマッチングを図るイベントである。

「その年は、これまで以上に質の高いブースを制作し、日本のプレゼンスを高めてほしい、というのがクライアントである日本政府観光局からのオーダーでした」(麻生田)

そこで、グローバル営業部とプロモーション部とで考えたのが、日本らしさが伝わる演出で、JAPANブースを盛り上げること。

「これまでは平面でのビジュアル展開が中心でしたが、リアリティを追求し、立体的な造作や日本の伝統建築の要素を取り入れること等を模索しました。」(麻生田)

しかし、イベントブースのスペース的な問題や会場のレギュレーションもあり、企画は難航。
限られたスペースに設置ができ、現地で調達可能なこと。これらの条件を満たす日本らしさを感じさせる演出とは。

世界に伝えるべき
観光リソースがまだまだある

考え抜いた末に見つけたのが、実物の盆栽や灯篭等の立体的な展示物とビジュアルをリンクさせ日本の石庭・庭園をイメージさせる演出であった。

「盆栽は、日本以上に海外から評価の高い芸術領域。富裕層をターゲットにしたイベントであれば、なおさら高い効果が得られるのではないか。そう思って、現地で手配しました」(麻生田)

そんな思惑通り、JAPANブースでは過去になかったほどの反響が返ってくることになる。

クライアントである日本政府観光局とともに、イベント主催者も高く評価。責任者自らが日本ブースに足を運び、日本の美を表現した演出にイベントの成功を予感したのであった。

「世界には、まだまだ日本の良さを知らない人が多い。今後は、国をまたいで展開するグローバルな訪日キャンペーンを手がけていくことが目標です」(麻生田)

単に観光地を巡るだけの旅行ではなく、日本でなければ得られない経験を提供する体験型ツアーなどが、今後の人気コンテンツになっていくのではないだろうか。

茶道、陶芸、水墨画など、日本には数多くの芸術や美術があり、世界に誇れる観光リソースがまだまだ埋もれている。その1つひとつに光を当て、世界に日本の魅力を伝えていくのが彼らのミッションと言えるだろう。世界を相手に、日本という旅行商材を提案していく。そんなグローバルなフィールドが用意されている。

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3つのセクションの個性や能力を掛け合わせ、多彩なコミュニケーションをカタチにしています。