プロジェクトストーリー PROJECT STORY

大阪・関西万博に
向かって走る
ワクワク感に包まれた
パビリオン
「JR WEST Parade Train」
member

プロジェクト概要 ー OUTLINE ー

プロジェクト概要
大阪・関西万博会場へのアクセスルートをパビリオンのように楽しんでいただくことを目的に開発された「JR WEST Parade Train」。車両内に設置された大型LEDパネルに外の景色のライブ映像とARコンテンツを映し出し、賑やかなオープンカーで走行しているような演出だと大きな話題に。今回のプロジェクトの企画から設計・運用に関わったメンバーに、運行開始までの苦労や手応えについて語ってもらった。

MEMBER

M.Y 営業
ソーシャルビジネス局
ソーシャルビジネス2部
K.Y インタラクティブ
プランニング
ソリューションビジネス統括局
インタラクティブコミュニケーション局
インタラクティブコミュニケーション
2部 (当時)
S.M 空間プロデュース
ソリューションビジネス統括局
プロモーション局
スペースデザイン部

TALK 01

パレードに包まれるオープンカーのような車両体験

M.Y:

JR西日本様より、大阪・関西万博に向かう列車をパビリオンのように楽しめるものにしたいというイメージからプロジェクトがスタートしました。「JR WEST Parade Train」は、新大阪駅から桜島駅間と、大阪環状線を経由して桜島駅に向かう323系車両(2編成)を華やかな映像空間として彩りました。

S.M:

車両全長にわたって設置したLEDパネルに、外の景色をリアルタイムで映し出すライブ映像や、走行エリアごとに「食」「歴史」「水都」「自然」「大阪・関西万博」「EXPOタイムトンネル」の6つの大阪をテーマにしたARコンテンツを映し出し、パレードに包まれるオープンカーのような開放感を演出しています。

パレードに包まれるオープンカーのような車両体験

TALK 02

経験したことのない検証試験の連続を乗り越えた

ライブ映像やARコンテンツなど、様々なデジタル技術を駆使した車両内の空間演出は、JR西日本をはじめ、Jコミも、空間演出を担当する制作会社も初めてのこと。だからこそ、完成するまでには、調整や苦労の連続だったという。

K.Y:

企画内容が固まってきた段階で、JR西日本様と具体的なイメージを確認するため、実物大のモックアップを作成しました。プレハブの中に車両内を再現して、カメラで撮影した映像を、このようにして大きなLEDパネルに映します、という仕組みを実際に体験できるようシミュレーションしました。百聞は一見にしかずといいますか、実際の仕組みを確認したことで、メンバー一同そのインパクトに感動し、これならご乗車のお客様に楽しんでもらえると確信しました。

S.M:

そこから様々な検証作業に入っていきました。映像がキレイに見えるよう湾曲した壁面に取り付けるLEDパネルのドットのピッチやカメラの選定、車窓の景色とライブ映像にズレがないかなど、数えたらキリがないほどの検証作業の連続。また、鉄道車両の環境に機器を取り付けるにあたりノイズ試験や振動試験などにも立会い、課題を一つずつ解決しました。

M.Y:

私たちも初めてのことばかりだったので、ここまで検証試験が続くと思っていませんでしたが、印象に残っているのは、車両にLEDパネル等の機器を設置する前に行った自動車を使った高速道路での走行試験です。自動車の中にカメラとLEDパネルを設置して、走行中にどのように映像が見えるのか、GPSで位置情報を受信しながらうまくARコンテンツが切り替わるかなど、なかなか経験することがない検証作業をしましたね。

経験したことのない検証試験の連続を乗り越えた

TALK 03

下を向いていた人を、
上を向いて笑顔にする広告を
目指して

K.Y:

深夜の試運転での映像演出確認などの苦労を乗り越え、大阪・関西万博の開幕の日に「JR WEST Parade Train」に乗った時は、本当にすごいコンテンツができたと素直に思いました。普段ならスマホを見ながら下を向いている乗客の皆様が、車両上部に広がる空間演出に気づいた瞬間、一斉に顔を上げてカメラを向けている。そんな光景を目の当たりにして嬉しかったですね。

S.M:

実際に映像を見て驚いている乗客の皆様の姿を見たり、SNSでの反響を見ると感動がありました。また、(一社)デジタルサイネージコンソーシアムが主催するデジタルサイネージアワード2025において、当プロジェクトがグランプリを受賞。SNSでの話題だけでなく、有識者からも評価をいただきました。

M.Y:

たくさんの方から反響をいただいた「JR WEST Parade Train」ですが、ゆくゆくは広告商品にするべく交通メディア統括局の皆さんと検討を重ねているところです。どういう映像を流して、どうやって皆様に楽しんでいただくか。今までスマホを見ながら下を向いていた乗客の皆様を、上を向いて笑顔にできる広告にできればと思っています。

こちらの記事の内容は、2025年11月に取材した内容となります。
内容に変更など生じる可能性がございます。予めご了承ください。

下を向いていた人を、上を向いて笑顔にする広告を目指して

こちらの記事の内容は、2025年11月に取材した内容となります。内容に変更など生じる可能性がございます。予めご了承ください。