観光型MaaS

せとうち観光ナビ
setowa

観光型MaaSという言葉を聞いたことがある人は多くないのではないか。観光地の紹介や、交通手段、宿泊施設などの予約決済がシームレスに出来るようになるため、より快適な観光を実現できるとして、様々な企業や地域で実証実験が行われている、今、注目のサービスである。
JR西日本も観光型MaaSへの取り組みを始めている企業の一つであり、
Jコミはそのプロモーションを担っている。まだ、あまり世の中に知られていないサービスを伝えるにはどうしたら良いのか?そして、新型コロナウィルスによって観光の在り方が変わる中、我々に求められることは何か?

MEMBER

H.MATSUMOTO

営業本部 ソリューションセンター
クリエーティブ部

2006年入社

JR西日本の年間の宣伝を主に担当しながら、JRグループ会社、一般企業等幅広い業種の広告クリエーティブ制作に携わっています。せとうち観光ナビ「setowa」ではクリエーティブ全般を担当させていただきました。

Y.ICHIOKA

営業本部 ソリューションセンター
インタラクティブコミュニケーション部

2011年入社

IC(WEB関連)担当として、JR西日本のWEB制作・プロモーションを主に担当しています。このプロジェクトでは、setowaサービス紹介ページ制作・WEB広告を担当しました。

T.KITAYAMA

営業本部 第1営業部

2013年入社

JR西日本の営業担当として、せとうち関係のプロモーションを主に担当しています。このプロジェクトでは営業担当として、せとうち観光ナビ「setowa」の全体統括をしていました。

Y.UEDA

営業本部 第1営業部

2020年入社

JR西日本の営業担当として、せとうち関係のプロモーションを主に担当しています。このプロジェクトでは北山さんのサポートとして、微力ながらせとうち観光ナビ「setowa」の全体統括に携わらせていただきました。

時代や流行の変化を
キャッチし、
人とサービスの
架け橋になる。

「新しいサービスの魅力を
しっかりと届ける」

2019年秋、JR西日本による、観光型MaaS「setowa」(以下setowa)の実証実験が、せとうちエリアで始まった。せとうちエリアへの観光誘客拡大にむけて、出発地から目的地までの新幹線をはじめ、現地での交通手段等をスマートフォンの専用アプリから、シームレスに検索・予約・決済を出来るようにするものである。
Jコミでは、専用アプリのダウンロード数「2万」を目指し、プロモーションやイベントを行った。

「とてもベンリなサービスである一方で、まだまだ認知がありませんでした。どんな人にも理解してもらえるように、サービスの内容を分かりやすく伝えることを心掛けていました」(北山)。

MaaS自体の造詣を深めるだけではなく、これまでにe5489やスマートEXといった非対面サービスのプロモーションを実施してきた経験を活かし、setowaのサービス内容を理解してもらい、いかにダウンロードにつなげるかを考え、イベントや広告宣伝物に落とし込んでいった。

結果、実証実験期間中に、目標であった2万ダウンロードには惜しくも届かなかったが、1万9千ダウンロードを達成し、認知拡大に寄与することが出来た。実証実験を踏まえ、使用感やユーザビリティを検証し、再度開発が行われた後、2020年夏、正式にsetowaはリリースされた。次の段階として、setowaを知ってもらうだけではなく、ダウンロードして使ってもらえるようにしなくてはならない。

「ひとりでも多くのユーザーの方に、setowaの使い方やベンリさをイメージできるようにする必要があると思いました」(松本)。

旅マエ~旅ナカでの実際の利用シーンを交えたプロモーション動画を制作することで、ユーザーにサービス内容を理解してもらうと同時に、setowaを利用した観光のベンリさや、ワクワク感を伝えた。

「サービスを共に育てていく喜び」

せとうちエリアから始まったsetowaだが、今後はどのようになっていくのだろうか?
新型コロナウィルスをきっかけに、対人接触を避けながら安全に観光したいニーズが高まるため、観光型MaaSはますます広がりをみせていくと思われる。

「今後、エリアも拡大していくと予想されますし、長く運用していくものだからこそ、告知やプロモーションの効果を省みて、より時代に合ったサービスに育てていきたいです」(北山)。

時代やターゲットの反応にあわせて、長い目でクライアントと一緒にサービスを育てていく面白さと、トータルでの宣伝PRを考えることが出来るのは、大きなやりがいがある仕事だといえる。
また、今後は若い世代のユーザーを増やすために、SNSを活かした展開も課題だ。

「若いから先輩に倣うだけでなく、若いからこそ貢献出来ることがあります。setowaに限らず、今後出てくる新しいサービスを広めていくことに携わるチャンスがたくさんあります」(上田)。

若い視点と感性によって、さらに広がりを見せていくだろう。新型コロナウィルスによって、観光や地域はダメージを受けている。setowaをはじめとした新しい観光サービスへの取り組みは、こうした状況を打破してくれる起爆剤となるかもしれない。

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広告会社として、ハウスエージェンシーとして、交通広告媒体社として。
3つのセクションの個性や能力を掛け合わせ、多彩なコミュニケーションをカタチにしています。