2016年に、Jコミが初めて企画をした鉄道すごろくゲームアプリ「プラチナ・トレイン」をリリースしており、今回の「ソダテツ」はその第二弾という位置付けになります。
「プラチナ・トレイン」は鉄道ファンのみなさんをメインターゲットにしていたのですが、「ソダテツ」ではファミリー層からゲーム好き、アニメ好きの方まで幅広い層をターゲットにしています。アニメ等で活躍されている声優さんや著名なキャラクターデザイナーの方を起用したり、育てた鉄道をNFT化するシステムを導入したりと、いろんな部分で興味が湧くような仕組みになっています。
JR西日本グループとしても、本業である鉄道事業に頼らない新しいビジネスモデルの構築に注力しているところがあります。そのため、ソーシャル&コンテンツビジネス局としても、鉄道をIP(知的財産)として捉え、様々な分野で展開しマネタイズしていくコンテンツビジネスは、時代に即したビジネスだと考えています。
もともと広告営業をしていたふたりにとって、ゲームアプリの企画やプロモーションは初めてのことばかり。苦労する部分もあったというが、興味を持っていたことを仕事に活かせたことで、コンテンツビジネスへのやりがいにつながったのだという。
もともと自治体関連の広告営業をしていましたが、同じ部署内に「プラチナ・トレイン」を担当するチームがあったので、自分もいつかゲームアプリの企画に携わりたいと思っていました。個人的に新しい技術や事業には興味があり、「懐鉄NFT」という鉄道を使ったデジタルコンテンツの販売にも挑戦させてもらいました。その影響もあって今回ゲームアプリ企画を担当することになり、とてもやりがいを感じています。
“アイデアを考える会社”であるJコミでは、音楽や映画、キャラクタービジネスなどに興味があるなど、個人の取り組みが仕事に活きるという場面があります。興味があることを会社がしっかりと吸い上げて事業化してみようという雰囲気がありますし、それを発揮できるフィールドがあるというのは良いことだと思っています。
広告業界に来られる方は、コピーやデザインといった広告のクリエイティブから興味を持たれたり、トレンドに敏感だったり、またアートやサブカルチャーに関心のある方も多いかと思います。広告営業や媒体関連の部署はもちろんですが、「ソダテツ」のような自社開発の事業を展開する部署があるということは、1つの魅力的なポイントなのではないかと感じています。
私は、もともと絵を描く活動をしていたので、ゲームアプリ企画にはやりがいを感じていました。トレンドを研究しながらキャラクターデザインやゲームのストーリーをディレクションすることが楽しく、とても興味深く取り組むことができました。
「ソダテツ」はリリースして間もない事業ですが、今後は幅広い世代の方々に親しんでいただける「鉄道のテーマパーク」のようなゲームアプリにしたいという思いがあります。鉄道育成ゲームとして楽しんでいただくのはもちろんですが、GPS機能を使ったチェックインイベントや、NFTを活用したデジタルコンテンツで企業や自治体とコラボした営業活動を展開するなど、「ソダテツ」の楽しみ方は無限大だと思っています。
鉄道ファンだけではなく、「ソダテツ」をきっかけに鉄道旅に興味を持っていただくとか、ゲームの世界とリアルな世界を組み合わせながら、いろいろとアップデートしていくおもしろさが、まだまだあると思っています。
もちろん、ゲーム自体もアップデートを重ねて、もっと遊びやすく楽しめるように、ゲーム開発会社と協力しながら改良を続けていきます。
「ソダテツ」のリリースに合わせてアニメーションPVを作ったのですが、ゆくゆくは、幅広い世代に愛されるアニメを制作するなど、「ソダテツ」というコンテンツを大きく育てていきたいと思っています。
こちらの記事の内容は、11月に取材した内容となります。
内容に変更など生じる可能性がございます。予めご了承ください。
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