京都府では2020年3月、「森の京都」エリアのPRを目的としてJR嵯峨野線にてラッピング列車の運行を開始、この列車の企画・制作・プロモーションをJコミが担当しました。

「観光客だけでなく、地元の方が乗った時に、自分の住んでいる地域の魅力に改めて気づくきっかけとなる電車」「WEBを活用し、スマホを使って乗車後も「森の京都」の情報にアクセスできる電車」というクライアントからのご要望を形にするべく、コンセプト提案からプロモーションまで一気通貫して制作しました。

外装は、森の京都DMO様が保有されていた「森の京都」柄の友禅和紙を活かし、エリアを象徴する花・木・鳥が描かれた華やかな友禅柄が「森の京都」エリアの豊かな自然に映えるデザインに。

内装は、中づり・窓上・ドア上・額面・つり革カバー・座席カバーを「森の京都」エリアの伝統産業や暮らしに着目したデザインや素材で統一、中づりにはデザイン化したQRコードを配置し、「森の京都」エリアの情報に気軽にアクセスできるように工夫しています。
また、ホームページやノベルティも合わせて制作、Jコミの強みを生かし、JR西日本とも連携して驚きと感動のあるクリエイティブを目指しました。

運行直後からSNS上で話題となり、投稿が拡散。「森の京都」エリアの美しい自然をバックに走るQRトレインの様々な姿が多くの方に親しまれています。
模型の販売決定、京都鉄道博物館でのジオラマ運行など反響の続く「森の京都QRトレイン」。
地域への理解の深さと鉄道に関する専門的知識、Jコミの得意分野を掛け合わせた事例です。