jコミ MARKETING LABO

マーケティング実績

デジタル・テクノロジーを活用したマーケティング・コミュニケーション

「オフライン&オンライン」メディアのリアルプレイスへの誘導効果の検証

~DOOH&YouTubeの集客効果分析レポート~

今回のJコミマーケティングニュースでは、デジタル・テクノロジーを活用したマーケティング分野に焦点を当てます。大阪ステーションシティで開催されたイベント「トワイライトファンタジー」を題材に、Wi-FiセンサーとWebアクセス解析タグを活用し、オフライン広告(DOOH)とオンライン広告(YouTube動画)が実際のイベント会場(時空の広場)へ人流をどの程度誘導できたのか、その効果を検証したレポートです。

Jコミ MARKETING NEWS Vol.29

Summary

研究レポートの一部をご紹介

DOOH(オフライン広告)のリアルプレイスおよびWEBサイトへの誘導効果

大阪駅ルクア前セットのDOOH広告による「時空の広場」への誘導効果を検証した結果、広告掲出期間は広告なしの期間に比べ、広場への訪問率が15.3%から22.4%に上昇しました。1日あたり約6,800人(46%増)の誘客増に貢献したと推計され、DOOH広告が視覚的なインパクトを与えるだけでなく、実際の行動変容を促すパワーを持つことが確認されました。特に、10~20代の若い女性が多く立ち寄る傾向が見られました。 また、DOOH広告から公式WEBサイトへの訪問率も0.02%から0.06%へと増加し、訪問人数換算では約2.7倍に拡大しました。オフラインの広告が生活者をリアル空間からデジタル空間へとスムーズに移行させる効果があることが分かります。

YouTube動画(オンライン広告)の誘導効果と今後のプロモーション戦略

次に、オンラインのYouTube動画広告からの誘導効果を見ると、広告実施期間中は公式WEBサイトから「時空の広場」への訪問割合が0.7%から2.4%に増加しました。1日あたり約85人がリアルな会場へ誘導されたと算出されており、オンライン上でターゲットへ精度高く訴求することが、リアルな場への行動変容を促進する上で有効な手段であることが示されました。 これらの結果は、現代の生活者がデジタルとリアルの間をシームレスに行き来している実態を浮き彫りにしています。今後のコミュニケーション戦略においては、オンラインでの精緻なターゲティングとオフラインでの視覚的認知力の高さを効果的に組み合わせる、OMO(Online Merges with Offline)戦略の精度向上が不可欠となります。

【調査概要】Wi-Fi位置情報・アクセス解析データ

(個人の特定ができないよう秘匿化されたデータ/位置情報マーケティングサービス:シナラシステムズジャパン株式会社提供)

分析期間 2023年11月18日~12月25日の「トワイライトファンタジー」イベント来訪データ
イベント会場
(リアルプレイス)
JR大阪駅・大阪ステーションシティ 5F「時空の広場」
オフライン広告 J・ADビジョンWEST大阪駅ルクア前セット(DOOH広告)
オンライン広告 YouTube動画広告、公式WEBサイト「do-ya?」

※データ取得方法:Wi-FiセンサーをDOOH周辺および「時空の広場」出入口に設置し、通行者のスマートフォン情報を取得して人数や属性などを測定