PROJECT #03

Z世代向けプロモーション

アオタビ

PARTNER:JR西日本

旅の魅力を発信するために、様々な切り口のコンテンツを紹介するZ世代向けWebメディア「アオタビ」。コンテンツの運営をするのは、Z世代でもある3人の若手女性社員。オープンから約1年がたった今、Z世代をターゲットにしたプロモーションを仕掛けることの難しさや、やりがい、さらに今後の目標について話してくれた。

MEMBER

N.HAYAKAWA

JRビジネス局

2018年入社

JR西日本の若年層をターゲットとした施策全般を担当。「アオタビ」のコンテンツ運営を担当するほか、「サイコロきっぷ」のようなJR西日本の若年層をターゲットとした商品企画や、人気番組とのタイアップキャンペーンなど、すべての企画に営業として関わる。

A.SUMIDA

JRビジネス局

2021年入社

早川とともにJR西日本の若年層をターゲットとした施策全般の営業を担当。「アオタビ」にアップされている記事を営業としてディレクションする。

M.IKI

インタラクティブコミュニケーション局

2021年入社

主にインフルエンサーを起用した企画のディレクションを担当し、時には取材・撮影の立ち合いなども行う。またプロモーションが多岐に渡る企画では、所属するインタラクティブコミュニケーション局のメンバーと一緒に、デザインやシステム構築などを担当することも。

Z世代に突き刺さる企画を追求
今までなかった新しい観光情報ポータルメディア

コロナ禍に負けないZ世代をターゲットにしたプロモーション

2022年1月にサイトオープンして以来、サイコロの出た目(旅先)までの往復JR普通車指定席が利用できる「サイコロきっぷ」や、人気番組とのコラボ企画など、“バズる”キャンペーンを続々と生み出してきた「アオタビ」。プロジェクトとして動き出したのは、コロナ禍真っ只中の2021年の春だった。

「コロナ禍でも旺盛な移動需要が見込める若年層、とくにZ世代をターゲットにしたプロモーションが必要だということは、クライアントであるJR西日本とJコミの間での共通課題でもありました。新規のプロジェクトとして進めるなかで、「商品訴求も大切な要素ではあるけど、まずは鉄道旅の楽しさ・おトクさ・便利さをしっかり伝えたい」「Z世代に鉄道を使って旅に出てもらい、その中でJR西日本の商品やサービスを知ってほしい」ということがテーマに。ですから、『アオタビ』は、よりターゲットに寄り添ったかたちで進めていこうという話になったんです」(HAYAKAWA)

プロジェクトの発足以来、月に2回のペースで行われるクライアントとの会議。主題は毎月5本のペースでアップされるレギュラーコンテンツについて。

「JR西日本担当の営業として、当然、年間計画やキャンペーンについてはクライアントと同じ目線で把握しています。逆にその基本情報を把握できているからこそ、『この時期はこのエリアですかね』、『次はこのキャンペーンに絡ませたらどうでしょう』というふうに、特定のエリアに偏ることなく、JR西日本さんの施策と連動した企画を、毎月5本、気合いを入れて提案しています」(SUMIDA)

レギュラー記事の中には、若者に人気のインフルエンサーを起用した企画も含まれる。担当するのはインタラクティブコミュニケーション局のIKIだ。

「単純に人気の人を使っておもしろい企画をやればいいというわけではなく、JR西日本として打ち出しても大丈夫な企画になっていることが前提としてあります。しかしその一方でインフルエンサーの特色もあるので、クライアントの要望を守りつつインフルエンサーの個性を消さないようなバランスを取ることが難しく、日々勉強になっています」(IKI)

たくさんの人の協力があってこそ実現できるやりがいのある企画

Z世代に刺さる切り口を模索しながら、毎月の企画出しに奮闘する3人。しかし当然ながら、プロモーションを企画提案するだけで終わりではない。

「もちろん、私たち3人だけでは、すべてのコンテンツを制作することはできません。キャンペーンによってはインタラクティブコミュニケーション局以外にも、マスメディアに展開する際はメディア局、メインビジュアルを制作する際はクリエイティブ局、イベントを行う際はプロモーション局など、社内の各部署に動いてもらう場合もあります。企画提案の段階から一緒に動いてくださる協力会社さんも複数いて、キャンペーンコンセプトを一緒に相談してひとつの企画にまとめたり、タイアップ先の選定なども手伝っていただいています」(HAYAKAWA)

「取材や撮影にも全て立ち会うことはできないので、企画によっては、セクションごとに役割分担を行い、限られたリソースの中で最大限の運用ができるようお願いしているケースもあります。時間がない中で動いていただいているので、本当に助かりますね。みなさんの協力を無駄にしないように、企画全体をしっかり見渡して、毎月のペース、サイトのバランスを崩さないよう調整しています」(SUMIDA)

通常のレギュラー記事以外にも、時期によってはイレギュラーの特別企画が同時進行することも。業務に追われること大変さは、3人にとってやりがいにもつながっているという。

「SUMIDAとは同期(2年目)なんですけど、本来なら2年目って、自分の意見や意思を反映させられる仕事って与えてもらえないことが普通だと思うんです。その点、『アオタビ』では、自分たちもターゲット世代なので、受け手の目線に立って意見が出せるし、それらの意見が反映されると、プロジェクトを支えているという実感が得られます」(IKI)

「私は二人の少し先輩にあたり、現在5年目ですが、人気コンテンツとのタイアップやコロナ禍でなかなか実現できなかったイベントの実施、CMやタイアップドラマといった動画制作など、これまでずっとやってみたかったお仕事が『アオタビ』を通してできるようになったので、毎日やりがいを感じています。JR西日本営業本部の仕事ということで、とても注目を集める規模の大きなプロジェクト。Webを基軸としながらも、クライアントの課題解決に向けて様々なメディア・媒体を使ったプロモーションを仕掛けることができる。もちろん営業として責任やプレッシャーもありますが、若手メンバー中心に取り組める貴重な機会を、もっと楽しみたいですね」(HAYAKAWA)

バズる企画の創造だけでなく「アオタビ」自体の価値を上げていきたい

サイトオープンから約1年。先輩であるHAYAKAWAと共に、忙しくも充実した日々を過ごしてきた二人の新人に、改めてこれまでを振り返ってもらった。

「やっぱり立ち上げ当初の議論していた時期が一番思い出深いですね。サイトの目標をどこに定めて、達成のためにはどういう提案を毎月何本用意しなくてはならないのか。それを実現するための体制は?リソース分散は?予算どうする?みたいことをすごく話し合いました。0ベースでプロジェクトを立ち上げることもほとんど初めてだったので、ずばりこれが正解っていうのが分からなかったんです」(SUMIDA)

「SUMIDAの言う通りで、実は1年経った今も『これが正解』とは、はっきり言えない状況です。実際、サイコロきっぷのように大反響をいただいた企画もあれば、めちゃくちゃ気合いを入れたのに反応が薄かった企画もあったりするので。同じZ世代と言えども、移りゆく流行もあるので、感度を高めながら、クライアントの動きも抑えつつ、これまでやってきたことの効果検証を取り入れて、より良いものにしていけたらなと思います」(IKI)

IKIが話すように2022年はまさに試行錯誤の年だったと振り返るHAYAKAWA。最後に今後の「アオタビ」の目標を聞かせてもらった。

「どれだけヒット企画が生まれても、どれだけタイアップ先が豪華になっても、『アオタビ』というサイト自体の磨き上げと言う点では、まだまだ足りないと思っています。『アオタビ』という名前をもっと知ってもらうためにも、SNSを含め様々な仕掛け、仕組みを今後も取り入れていきたいと思います、ぜひ、今後の『アオタビ』にご期待ください」(HAYAKAWA)

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総合広告会社として、ハウスエージェンシーとして、交通広告媒体社として。
3つのセクションの個性や能力を掛け合わせ、多彩なコミュニケーションをカタチにしております。